一本指立ててFuture!と叫べ!ツアー(2017/11/16 ex六本木) 感想など
タイトルにある筋肉少女帯のニューアルバム発売記念ツアー、名古屋に続いて2公演目に参戦しました
ライブに行くのは2回目の超初心者&なんだかんだアルバムレビューしてなかったので全曲レビュー兼ねて色々書いていきます
セットリスト知りたくない人はブラウザバック願います
会場について
場所はEX THEATER ROPPONGI、全席指定席で椅子あり
開演までみんな椅子でくつろぐ。「座って聞けたらいいな…」という淡い期待は普通に打ち砕かれた。ロックバンドだからねしょうがないね
アルファベットと数字で座席位置を確認する感じなどからまるで映画館みたいなのだが、高低差は映画館よりすごい
前の席とは横方向微妙にずれているのもあり、大変見やすく低身長に優しい会場だなと感じました
セットリスト
記憶力に敗北したため引用させていただきます
11/16EXシアター
— 新藤👆力也BASARAリングアナウンサー (@super_ninki) 2017年11月16日
トレイン
ディオネア
MC
箱男
ハニートラップ
オレ教
MC
これで
わけあり
エニグマ
MC(着座)
告白
奇術師
サイコ
MC
イワン
釈迦
T2
enc
人間嫌い
3歳
シスコ
こんな感じだったそうです
以下セットリストにならってだらだら書きます
記憶ガバガバです
(入場曲:週替わりの奇跡の神話)
リストにないですが覚えてたので
1, オーケントレイン
アルバム1曲目。1曲目から電車モチーフとなるとやはりレティクルが浮かびます
どちらもいやな現実から逃げるという目的は変わらず。ただ自殺者だけをたくさんつめこんだレティクル座行超特急よりはダンチで前向きになったと感じます
とはいえ来世も未来と捉えてしまうあたり、単なるポジティブで終わらせないところ流石だなあと思いました
歌詞の世界観もfutureと連呼させるあたりも、今回のアルバムの紹介をしてくれる曲といった印象です
個人的には嬉しい台詞パートがあり、ライブでもほぼ忠実にやってくれました。「ハハハ…」はもう完全に鼻で笑う感じになっててこっちも笑った
合いの手全然覚えてなくてすいませんでした
2, ディオネア・フューチャー
アルバム2曲目。個人的にはキラーチューン
AメロとBメロの温度差がすごくて、Bメロの雰囲気が食虫植物に食われて溶かされてるような感じで大好きです
特に覚えてることないので多分普通にいい感じにやってくれたはず
(ここでMC:たぶんこんな内容)
・六本木でやるのは3回目
・新幹線のチケットなくしてしまった
→富裕層なので自腹で払ったぜ!
→帰ったらチケット出てきた、JRに持っていったら一部返金された
→残りの金額はこのライブで盛り上げて返してくれ!
やっぱり盛り上げ方も手慣れてるなと思った(小並感)
この後の富裕層アピがちらほら出てきます
3, 人から箱男
アルバム3曲目。ここまでアルバムの曲順通り
先行シングルとして発売・前回の「シングル大戦(LIQUIDROOM)」でも披露されたためライブで聞くのは二度目
シングル盤とはMIXが違うらしく、具体的にどの音が~というのは耳がアレでわからないのですが、なんか違う感じがします
スーツの衣装で出てきたのはこの曲のためだったのか!と納得。かけ声するの楽しかったです
普通に歌いやすくて盛り上がると思うからみんなも+5してカラオケすればいいと思う
4, ハニートラップの恋
アルバム5曲目。4のサイコ~はかなり後に回されます
変な曲枠らしいですがこのバンドらしい曲だなと思えてあまり違和感ないです。ロック/メタル色の強い復活後に限定したら確かに異色かもしれない
曲調とか歌詞のストーリーとか色々、ゴーゴー蟲娘あたりに似た匂いを感じる曲です
「もしも生まれかわれたら 普通に恋したい」のところ、まっすぐな言葉で切実な気持ちが伝わってきて、というよりまっすぐすぎてちょっと面白い感じがして好き
5, 新興宗教オレ教
今日初の旧譜曲
「エリーゼのために」10曲目。昔の曲もやると聞いてたもののこれを出してくるか!と意外性ありました
名古屋でもやったらしくこの後の公演でもやりそうです
ライブでは確かサビに入るリズムを間違え、しばらく歌と演奏が1拍子分ずれる状態が続きました。自分の耳もずれていつ直ったのかわからないんですが、あーいう時も演奏は狂うことなく続いてやっぱりプロはすごいんやなって…
実際このバンドでこういうこと滅多になさそうなのでレアなとこ見れてうれしいです(小声)
(ここでMC:次のMCと内容まざってるので割愛)
6, これでいいのだ
旧譜「猫のテブクロ」2曲目
ここ最近の傾向として台詞あまりやってくれないんですが今回も長台詞パート省略
とはいえ下に出てるっぽいカンペ見ながら朗読されるだけというのもなんだかなあって感じなので…ウーン
それよりこの曲の方がリズム難しい気がするんですが…いや、やめようこの話は!
7, わけあり物件
アルバム10曲目。パチンコ闇芝居のタイアップ曲。……タイアップ!?
全体的に(このバンドにしては)明るい・前向きな要素多めな今回のアルバムで、唯一サウンドも歌詞も暗めなダークサイド系トラック。バランス的にかなり大事な曲と思います
歌詞カードには載ってない歌の合間の台詞がどことなく某セールスマンを連想させるような…
8, エニグマ
アルバム7曲目。変な曲であり超絶プログレ枠であり呪いの儀式
なぜよりによってこの曲をMV枠にしたのか小一時間問い詰めたい歌詞をしていますが、一方で楽器はすごくすごい演奏をしているらしいです。超絶技巧プログレッシブロックといったらやっぱりキングクリムゾンのアレだよね…どっちがすごいんだろう?
ライブの絵面やばそうだなと思ってたトコイパートはやっぱりすごかったよ。みんなMVサムネのように両腕上げて呪いの言葉を繰り返すんだよ、音楽って宗教なんだね
ぼくはやりませんでした(半ギレ)
(ここでMC:うろ覚えで前のMCと混在してます)
・今年は紅白ダメでした
・メンバーを○○ゆく年くる年にあてはめる遊び
・来年で結成30周年だから出身地に銅像建てよう
・Vギターの人の出身地ミュンヘンを笑う
・「Germanyだから」なんかここだけ鮮明に覚えてる
・ラジオにオカルトとかのネタ持っていくのに食いついてくれない
→じゃあリスナーは何に興味あるの?
→パ ン や ガ リ ガ リ 君 の 味
・パンの話が広がる
・富裕層なので金粉のついたランチパックをじゃりじゃりさせて食べます
(ここで「折角席あるんだから」と座らせてくれる)
・パンの話する前に座らせればよかった(後悔)
9, 告白
アルバム8曲目。ここから座ったまま鑑賞
ベース兄貴が作曲・シンセサイザーを使って演奏してます。そのため曲調がナゴムレコード・空手バカボン時代を彷彿とさせるテクノ風に仕上がっています。終盤のピアノはくるみ割り人形じゃなくてトルコ行進曲だ!
歌詞のせいか初聞きでわたしは蜘蛛の糸を思い出しました。でも「背中越しに笑うあの子 あなただけはとっても好きだよ」→「それでも君のことだけは大好きだよと言えば いかにもな歌にもなるし君もうれしいだろう」こっちはガチで人の気持ちがわからないサイコパスな存在で、だから燃やしてやろうという気持ちにもならない、不気味さがにじみでています。一方で終わりは「普通を探しに行こう」と非常に前向きです
アルバムの曲順でずっと聞いてて気づかなかったのですが、もしかしたらサイコキラーズラブに繋がる曲なのでは…
ひょっとしたらアルバムの中で一番かもってぐらい好きな曲なので長くなりました、反省
ライブでは「それでは聞いて下さい、告白」って感じで始まり、座ってじっくり聞けたので新鮮でとてもよかったです
10, 奇術師
アルバム8曲目のインスト曲。某氏無言で舞台裏へ
このバンドは歌がないとすごくまともでいい曲ばかり説に信憑性が増した程度にはいい曲、ほんとに劇中流れてそう
「交渉人とロザリア」と「愛を撃ち殺せ!」の間か、この2曲のあとに流したらよさそうだなって今思いつきました
11, サイコキラーズ・ラブ
アルバム4曲目。某氏が食虫植物Tシャツに着替えて戻ってくる
「ザジ、あんまり殺しちゃダメだよ」をアコースティックにしたような感じの曲調。つい欲に負けて殺人を繰り返す昨今の殺人鬼キャラとは一線を画す、お互いに見守り合って生物を殺さず生きていこうという、すげー安直な表現だけど泣ける控えめに言って名曲です
先行シングルを除いて発売前に試聴したのはこの曲なんですが(閣下のオールナイトニッポンpremiumだったかな?)、これをチョイスした理由がわかる気がします
アコギの演奏も非常によく、これも座って聞けてよかったです。まるでコンサートみたいだあ…
(ここでMC)
・立ち上がっちゃうような重大発表いくつか
・仮面ライダーのラスボスになります
→演技を少しやってみせる、やっぱり面白くて12/9まで待てないよ…><
・30周年なのでライブもあります
・12/23LIQUIDROOM(客席のお兄さんいわくいつも通りみたい)
・来年1月に新宿でファンクラブ会員限定ライブもあるよ
ライブスケジュール発表で立ち上がり、ついにアイツが来る!って感じで曲いきます
12, イワンのばか
旧譜「月光蟲」9曲目(新録は「新人」収録)ルリオかな?と勘違いしたのマジ恥ずかしいです
みんなで「ばかー!」って言うの楽しい系定番曲。台詞はまあやらないですよね…
13, 釈迦
代表曲だと思う
これが来ると「もうこの夢のような時間も終わりなんやな…」と悲しくなる系定番曲。てっきりアンコール後本当に締めの時にしかやらないと思ってたので面食らいました
みんなの動きも一番統率されててすごかったです。音楽って宗教だわ…
14, T2 (タチムカウver2)
アルバム最終トラック
旧譜の「タチムカウ-狂い咲く人間の証明-」を入場曲に使ってたプロレスラーさんがこの試合で買ったら曲作って!と頼み、マジで勝ったので作ることになったらしい
このような経緯から、静かに始まり徐々に盛り上がるイントロ、歌詞も負ける前提で立ち向かわなくなったなど入場曲として作られただけありそれっぽいです。格闘技界隈はちょっとわかんないのでっぽいとしか言えないですが
原曲と比べてみると、曲調は大分差がありもう別曲だなあと感じる一方、「狂い咲くぜ人間の証明」というフレーズでニヤリできたり、やけくそ気味というか特攻覚悟みたいな歌詞から、結論を出し上で戦っていこうという決意を感じさせる方向性になっており、この曲もやはり前向きになってます
最後怒涛の掛け合い部分(「結論か!?」「異議なし!」のあたり)楽しかった気がします
この曲でライブを締めくくり退場していくメンバー、でも何か足りない…足りなくない?
(当然のように巻き起こるアンコールの拍手)
このバンドでは5分くらいパチパチしてると再入場してくれます
15, 人間嫌いの歌
旧譜「シーズン2」4曲目
途中から楽器が入ってくるとこ(Aメロ2回目)がすごいぞくぞくした記憶があります
今日の歌詞は救って殺して笑顔で裏切ってしまいちょっと早かった何度でも言う
16, 3歳の花嫁
アルバム6曲目
明るい曲調だけど歌詞はそこそこ悲しいストーリーです、娘の境遇ちゃんと考えるととてもつらい
嫁に逃げられ一人娘を抱えた父親という、昔なら使わなかっただろうな…的な設定で時の流れを感じます
17, サンフランシスコ
本日の締め曲。名曲だと思う
かなり好きな曲なので生で聞けてうれしかったです。嬉しすぎてジャンプも一緒にやってしまってたのしかったけどくやしい…
終盤のギターとピアノのバトルがやはりやばい(確信)
(退場曲:気もそぞろ)
曲を聞いてタイトル出てこなかったの情けない、精進します
なごやかな曲でクールダウンするとともに夢が覚めたような若干のかなしみが残りました
あとがき
とりあえず覚えてる範囲と思いついたことを書きました
演奏もMCも安定してとてもよかったのはもちろんのこと、exシアターの指定席制と席がなかなかよかったこともあり、非常に幸福度高めで鑑賞できたライブでした
こういうニューアルバム記念のライブでは、新曲と旧曲でお客さんの動きの統一感がかなり差がありそこを見るながらノッて見るのも面白いかもしれないなあと感じました
周りに染まりたくない謎プライドと正直恥ずかしくて一本指立てられなかったのは申し訳ないです(次回やるとは言ってない)
次の赤坂ツアーファイナル・初回ライブの思い出なども気が向いたら記事にします