人物・キャラクターを描くとき
上手い人は無意識的にやっていることなのでしょうが、一度整理もかねて気をつけていることとかを書いていきます。
文体ガバガバだけど愛さえあれば関係ないよね!
・顔, 体の特徴をつかむ
うろ覚えで描くだいたい「誰だお前!?」ってなります。人の個性(ここでは外見的な意味)はいくつかの特徴の組み合わせです。最低でも2,3個くらいは、このキャラクターには必須だと思えるポイントをしっかりおさえることが大事。あまりに平均的な顔・体でも何かしらこじつけておくと楽。
特に一番の特徴だろうというポイントは、一番の集中力をもって描いていきましょう。それがそのキャラクターを印象づけ、閲覧者の目に止まり、あの子だと気づかせる大事なところだからです。
例:不破さん(暗殺教室)
顔:半円状のたれ目/目尻側上まぶたのまつげ/普通~やや強気な眉
頭部:眉下までのぱっつん、間があき眉がちらりと見える/肩につかない程度,外側が短いざくざくした髪
体:Bカップくらい/少々やせ気味
ただし最初に決めたポイントをずっと過信しているのは禁物、描いているうちに認識の間違いに気づくこともある。「そんなにつり目でもない?」などの疑問が出てきたら実際に描いて検証・修正していこう。
・目に力を入れる
先ほど書いた「キャラクターをキャラクターたらしめるポイント」とは別に、目もしっかり描き込みを入れてほしい。
人間は人の顔を見た時、まず目に視線を向ける。割と他のパーツはさほど重要に感じないようにできている(たぶん)。化粧道具だって目元周りの道具がやたら多い。アイライン・アイシャドウ・つけま・アイブロウ…他は知らないが如何に目元を際立たせるかという思考が読み取れる。
目は口ほどに物を言う、ということわざもある。音のない絵の中ではまさに目こそがキャラクターの感情を表す声の代わりとなるのだ。
・体を的確に描きたい
体はとてもむずかしい。普段は気づかないけれど色々要素がありすぎて、それをよくわからないまま描くからおかしなことになってしまう。
色々な要素の中でも画力の要となる、おさえておきたい重要な2つはこれ↓
1, 関節の曲がり具合。どの方向に何度くらい曲がるのか?縦横方向のみか上下左右かなど
2, 骨。この周りを筋肉・脂肪・皮膚が包み込んでおり、これを軸にして人体は形成されている。
関節を丸、骨を棒で表現する棒人間を描き、ぐりぐり動かしたり肉付けして練習していくのがセオリーっぽい、が正直あまり楽しくない。それでも上達するにはやるべきなんだろうなあ…
・むずかしい人物画で気をつけたい点
想定:写実的なタッチの顔(デフォルメを極力なくした形式)
二次元ばっか描いていた人間には、同じく紙に落とし込むのでも漫画のキャラクターとは勝手が異なり、毎回時間かかって仕方ないので箇条書きしていきます
体はまったくわからないので勉強します
a, 顔全体・輪郭
外国人は目の周りがくぼんで彫りが深い。女性もわりとごつい顔をしている。
日本人は高低差の少ない平たい顔(だからといって影をサボってはいけない!)
顎を細くしがちだが実物は意外とゆるやかに丸い。
額は顔の1/3ほどを占める。
b, 目・目元立体感
目の大事さについては前述の通り、解像度を高くした際は黒目部分がんばる
アイラインはまつ毛とまぶたの影によってできることを意識、適宜調整
眼球とそれに乗って盛り上がるまぶた・二重線・涙袋(特にこれを二次元キャラで描くことはそんなになく、目立つ部分ではないが気に留めておきたい)
c, 鼻
大小・形も沿ってたり鷲鼻だったり色々
正面顔の場合、鼻の穴以外は陰影で表現するしかなさそう
d, 口元・くちびる
口の横幅・唇も太い細いいろいろ
また、真顔でも笑っているようだったり逆にへの字口だったりし、またくちびるの形から、口はただの水平線になることは少ない
e, 描き方(暫定的なメソッド)
極細ペンで影も斜線で表現(影斜線はハッチングとゆーらしい)
またはある程度の太さでさらっと実線を描く→消しゴムで線を細く整形・薄いブラシで影をつけるを交互にやってく
以上、備忘録でした!