財布のコワイうわさ ドールさんがきた!
いわゆるドールお迎えレポというやつです
クッソ長い・写真多い・目が入ってなかったりするいかにも人形だったり眼球の写真などがありますので注意
あらすじ
ある日、どうにも退屈でしょうがなかった私は、ドール沼にハマっている友人(すでに数体お迎え済で色々と心配)が送ってくれる写真を見て、Dolk(この界隈では有名な通販サイト)でドールの写真を眺めることにした。
稼働フィギュアが好きなのと美しい造形から、かねてよりドールにはそこそこ興味があり、今までもたまに好みのドールを発見しては「いいなぁ~…」とウィンドウショッピングをキメていた。実際にお迎えしちゃおうとは考えておらず、見るだけで満足だった。ちなみにBlue fairyのAliceはどストライクでした
ドール界隈はお財布に優しくない世界ということを、前述の友人の話から知っていた。服が普通に人間用より高いのはもちろんだが、初期コストもなかなかのもの。写真ではなんとも麗しい彼女たちだが、フルセットのものでなければ写真通りのセッティングで届かない。フルセットは値が張るしそもそも少なく、半数以上はボディのみ+メイクやウィッグ/アイなどのオプション扱いになるような感じだ(筆者の体感)。商品イメージを見て買うのにその状態にするまで時間と根気とmoneyがいる、なんとも怖い世界であると感じていた。
話は戻りあの日、あまりに退屈すぎたため「今日はドール全部見ていってお気にのメーカー見つけたろ!」と決めた。サイドバーにabc順でメーカー名が並ぶ。一番上に"AiL Dolls"という単語を見つけ、全てのドールと誤認した私は迷わずタップした。
やべーやつだった(画像出ないのが残念、ぜひリンク先見ながらこの後読んでください!)
正直ドールは面倒くさそうだからお金貯めて市松人形でも買おうかな、という謎の方向転換をしていたところにこの和服、黒髪ぱっつんロング、そして虚ろな目と幸薄そうな顔である。需要にまさしくベストマッチングしてしまった。
その後度重なる検討の末、Dolkではなくメーカー公式サイトで購入をキメた。やってしまったね(呆れ)
開封の儀
かくしてお支払い完了し、悶々とした日々を送りながら4週間弱経過。
昨日到着した。
明らかにやべーやつだ。
あれほど待ちかねていたのにいざその時が来ると躊躇ってしまう、人間とはなんと勝手な生き物だろう。
数分葛藤の後やっと箱を開け、プチプチで見えなくなってるのをめくってみる。
なんか犯罪臭がすごい
またもプチプチに包まれたドールに手を伸ばし、下に入れ、持ち上げてみる。なぜだろう、箱ごと持った時よりずっしりと重みを感じた。
プチプチを取り除く。
ガチの人形じゃないですか…(動悸と息切れがしてくる)
個人的にはこの状態も好きといえば好きなライク人形マンなのだが、流石に髪と目と服をつけてやらなくては人前に出せない。このビジュアルはやばい。
ウィッグはオプション、アイは別売りで同時購入してあり一緒に届いている。
早速つけてあげよう。まずは頭を開く必要のある目から!このドールの頭は前に引っかけがあり、後頭部分が磁石でくっつくようになっており簡単に内部へアクセス可能。他のメーカーもほぼこんな感じだと思う。
ところで、ほとんどのドールの頭の中は本当にただの空洞で、目を固定する場所などはない。アイを置いただけでは落ちてしまう。となれば固定する接着剤が必要だ。(一部目袋というものが設けられており取り付けるだけの方式のドールもあるそうですが詳しくはわかりません)
種類としてはドールのアイを固定するため専用のアイパテ・またはコクヨから販売されている汎用繰り返し使える系ソフト接着剤「ひっつき虫」など。ねり消しも使えるが素材によってはドール本体がやべーことになるかもらしい。いずれも粘土のようにこねこねして使う。さらに固定力の強いグルーガンという選択肢もあるが色々面倒くさそう。(興味あったらググって)
と、万全に下調べをして「アイパテ買っとこ~(^o^)」と
考えていたが普通に買い損ねたままこの日を迎えてしまった。
ただ、まあ、固定できればいいのだ。そうだこれでいいのだ!
苦肉の策でマスキングテープを使った。マスキングテープは万能だ。
やはり目が入ると、ただの人体模型みたいなものだったのが命を宿したような感じがする。目って一番大事だよね…
次は髪か…と考えていたら家族が「髪乱れちゃうから服先でしょ」と進言され服を着せることにした。作業の中で冷静になっていたつもりがなかなかテンパっていたもよう。
服は既に先日中古ドールショップで買ったものを着せる。
ズボンとシャツはまたの機会として黒ワンピースを着せることにした。
このようにどぎつい色のものはドールに色移りすることがあるらしい。対策としてはお湯に2,3回はつけ置きすること、これで色が出なければ多分セーフ。特にボークスの服は色移りで悪名高く、何回つけ置きしても色が際限なく出て来る有様だそうだが、この服は2回目でほぼ出なくなりガッツポーズをキメた。ドール到着の一週間ほど前だっただろうか。
服、ついで髪とわからないなりに取り付けてみる。
終了!
色白タイプを選んだ・ケチってノーメイクにした・髪と服が黒い・照明の加減のためかホラー感のあるビジュアルとなってしまった。ホラー路線も好きなのだが実物の可愛さが伝わらないのがつらいところである。
さて、今後の展望としては
・櫛を買う。既に髪がボサボサで手ぐしではどうにもならない。100円ショップで小さく目の細かいものを探す
・アイをちゃんと固定する。マスキングテープでは心もとないため。アイパテより安価で手に入りやすいひっつき虫を購入予定
・黒マント(外套)を自作して着せる。既に布と裏地を購入済み、あとは作るのみ
・黒髪ロングでないウィッグをつける。ロングは何かと扱いづらく外出用にもう一つ欲しい。髪色を変えたいのは単にイメチェン
・ベッドを作る。ペットがいるため不用意に座らせておけないため、ダンボールを加工して棺っぽい感じにしたい
・唇を塗る。日本人形らしさを感じての購入ということもあり紅は入れたい。とはいえノーメイクも割といけるので後でよい、他の部位は手をつける必要性なし
・着物を着せる。しかしドール用着物は高価&数も少なく理想のデザインを見つけづらい。まずは浴衣でいいのが見つかり、その時財布の中身も潤っていることを祈る
優先度順。このような具合で、深みにはまらない程度に付き合っていきたいと思う。
以下、比較的かわいく撮れた写真を何枚か載せてこの記事を終わりたい。
(Twitterにupしたものを若干加工、部屋が汚いのはゆるして)